化学療法室の発足
近年、がん治療における化学療法の進歩に伴い、外来抗がん剤治療の実施が急速に拡まり、社会的ニーズも高まってきています。このような背景で、産業医科大学化学療法室はがんを患う勤労者や地域の方々の早期の職場・社会復帰を目指し、専任のスタッフ(医師・看護師・薬剤師)を擁して、悪性腫瘍の化学療法を専門に行う部署として2005年4月に新設されました。集学的ながん薬物治療を実践する臨床腫瘍センターとして地域医療に貢献します。
血液内科の誕生
2007年4月より「血液」診療部門(血液、貧血・リンパ節、骨髄移植)が当科に移管されました。現在、当科スタッフは、部長、講師、助教、修練指導医、専門修練医、大学院生、非常勤医師の体制となり、外来・病棟ベッド数を有し、病棟は無菌室を含む診療体制となっています。 臨床腫瘍内医、血液内科医および移植医として活躍しています。
2015年1月1日より、当科は血液・腫瘍を担当する診療科として、「血液内科」となりました。専門は血液・腫瘍の内科診療にて、現在無菌室17床と無菌ベッドを有する病棟(33床)と25ベッドを有する外来化学療法室にて活動しています。血液専門医・指導医、がん薬物療法専門医・指導医、がん専門薬剤師やがん化学療法認定看護師から成るチーム医療が特徴です。
専門医を目指す医師へ
当科は、がん化学療法を広い領域にわたり行っており、がん薬物療法専門医、がん治療認定医、血液専門医、内科専門医および日本細胞移植学会認定医と、これらの指導医が勤務しており、専門医を目指す医師の指導にあたります。
診療機能
初発・手術前後・再発の固形腫瘍、血液腫瘍に対する化学療法全般
・抗がん剤 ・抗がん剤大量療法後の造血幹細胞移植
・がん分子標的療法 ・G-CSF・抗生剤・制吐剤など支持療法
・ホルモン療法 ・セカンドオピ二オン
文責 / 血液内科 更新日 / 2024年7月1日
特定機能病院 産業医科大学病院 〒807-8555 北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1 TEL 093-603-1611(代表) > 地図はこちら |